ナンテコッタ 相談室だより 其の二

平成12年6月29日

〜地域のやくわり〜

先日6月9日の晩、家で夕食を食べてたら、外からにぎやかな音が。家族みんなで中断して家の外に出てみると、ちょうちん行列のお通りでした。我が家は保古町なので、ちょうど西南部の行列の通り道にあたり、元気一杯たいこをならし、引っ張っている姿を見ることができました。私も小学生の頃やった覚えがありますが、ここまで結構距離あるんですよね。だけど普段家にいなくてはいけない時間に、友達と外に出られ、なおかつ気分の盛り上がるお祭り。これは疲れたとかいうそんな次元の話ではないですね。何かいやいや歩かされてたら100mだってしんどいのに、不思議なものです。

新興の都市ではこういった地域の行事があまりないと聞いています。理屈抜きで、無条件に血の騒ぐ、こういった祭りというものが季節のめぐりと共にやってくるというのは、子どもにとって、そして大人にとっても素敵なことかなと感じます。このような土地に住んでいることに感謝。

そして沿道で見物していた私を見つけて、「あっ、骨太さんだ!!」と、みな手を振ってくれたり駆け寄ってくれたりして、もう私も大感激。学校の先生でも、お医者さんでも、床屋さんでも、いつもと違う場所で会ってもすぐにはわからないものですが(私だけか?)、行列中のほとんどの子が声をかけてくれて、ほんとうにういやつらといった感じです。

〜相談について〜

相談室近くの壁に、相談予約黒板を設置しました。毎週火曜日と木曜日、私が来る日の休み時間、相談したい人はあらかじめここに「よやく!」と書いておきます。一日のうち相談タイムは、1限目後の休み時間、2限目後の長休み、3限目後の休み時間、そして昼休みの計4回です。最初は恥ずかしがって誰も書かないかなと思いましたが、予約は常に一杯。自分で予約したことを忘れてしまう子も多いですが、大体一日2〜4組の相談があります。

相談者の多くは中高学年の女の子。友だち関係や恋の悩みがほとんどです。先生や親の悪口はほとんどありません(笑)。みんな気軽に、思っていることを話に来ているという感じです。私はそれほど人生経験豊富でもないし恋の魔術師でもなかったので、逆にこちらが勉強になることばかりですが、みんな思い思いに話をしてそしてチャイムがなると、「また来るわ!」といって帰っていきます。そしてものすごく健全な子たちだなあと感じます。校舎をぐるりと歩いてみても、相談にいけないような深刻な子はいないようには思いますが、絶対ということはなく。ご家庭で気になることなどございましたら、親御さんもぜひ相談室へ足をお運びください。お待ちしてます。



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