キューバ見聞録 - キューバの様子 -

2001年1月27日から2月3日までキューバとメキシコに行ってきました。キューバの文部省の協力を得、あちらの教育事情についていろいろと見聞することができました。その教育に関する詳しいレポートは北陸中日新聞に掲載されたので、そちらをご覧ください。ここではいくつかの写真を元に、キューバの雰囲気を伝えたいと思います。

jpeg jpeg 首都ハバナの旧市街。開発されずに美しい町並みが保存されていて、とても趣きがある場所です。スペインの植民地だったということで、建築物は西欧風なのかな。まるでヨーロッパに来ているよう(ヨーロッパに行ったことないけど)。

jpeg jpeg jpeg 街角でもレストランででも、どっからでもキューバのミュージックが聞けます。日本ではとっくに隠居生活にはいってるほどのおじいさんがものすごい歌声を披露してくれます。しびれるくらいにいい歌でした。

jpeg jpeg 街のあちこちに、スポーツ施設があります。子ども専用のスタジアムなんかもあって、立派な観客席や照明設備も完備。この国では、経済よりも国民の健康を重視した政策。人間あってこその経済という考え方で、スポーツにより、心身ともに健全であろうというところがステキだと思いました。日本では、経済活動に追われて体も精神も壊してしまい、医療にお金がかかったり、ストレス解消にお金がかかったり、太りすぎて大金をはたいててダイエットを試みたり。何か変ですよね。キューバの野球やバレーは強いですが、それは世界に対してのアピールや外貨獲得などというよりも、みんなが小さい頃からごく自然にスポーツに触れてきた結果としてではないかなと思います。

jpeg キューバは車が不足。アメリカが経済封鎖していることと、その経済封鎖のお陰で経済的にあまり豊かでないことから。古い車を大事に直して使っています。本当にクラシックカーばっかり走ってて、タイムスリップしたかのよう。珍しそうに見てたら、近所のじいさんが、駐車してある車を片っ端から、これは64年製、これは56年製などと説明してくれました。驚いてたら、「なあに、わしの車は1930年のフォードだ」だって。ほんと、あちこちで車を修理したりペンキを塗る風景に出くわしたし、自転車にエンジンをつけた自家製バイク?もいくつか見ました。確かに排気ガスはくさいけど、車の総量は少ないから、環境問題というほどではないのかな。車検ごとに買い換える習慣の国でなれちゃってますが、物を大事にすればかなりいけます。

jpeg jpeg 左写真は水風船で遊ぶ近所の子どもたち。高く投げて水を飛び散らせる遊び、私も小さい頃やりました。右写真は、港町で釣りをする子どもたち。日本では最近、牧歌的な子どもたちの遊びをあまり見なくなったような。

jpeg ヘミングウェイが住んでた家。博物館になっていて、ここは居間になるのかな。アメリカ人の彼はキューバの気候だけでなく、キューバ人の人柄にも魅力を感じて、ここに住んでいたと言われています。

jpeg 首都ハバナから車で約2時間のところにあるバラデロ。リゾートビーチが広がり、変に観光地化されてないところがグッド。アメリカからは超近いが、アメリカからキューバに行くと、25万ドルの罰金が課せられるそうな。でもひそかに来てるアメリカ人もいるみたい。キューバはアメリカ人Welcomeなんだそうですけど。カナダからの観光客が多いそうです。誰が書いたのか、砂に美しい人魚が。粋だ。


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