キューバ見聞録 - キューバの小学校 -

ペドロ・マリア・ロドリゲス小 Escuela Primaria Pedro Maria Rodriguez


jpeg jpeg 全校生徒が大歓迎。日本の国旗と着物(のつもり)でお出迎え。にぎやかでいいですよ。たぶん、日本の小学生とそう違いがないと思います。いろいろ話し掛けてくれるんですが、スペイン語がさっぱりわかんなくって、通訳を通じてしか会話できませんでした。次に訪れる時には、ちゃんと勉強していこ。


jpeg jpeg 何はともあれまず歌と劇を披露。芸達者な小学生たちです。スペイン語なので何をやってるのかさっぱりわかりませんでしたが、何だか楽しそうでした。小学生らしいって感じで。でも女性校長はちょっと厳しそうな雰囲気。こちらでは先生は女性が圧倒的に多いようです。ホワイトカラー的な仕事はこの国では女性が多く、男性はブルーカラー的なお仕事が多いようです。とはいっても社会主義の国キューバ、そこに身分の差があるわけでなく、単に役割分担といった感じなのでしょうか。忙しい時期の建設労働者は、マネージャーよりも給料が多くもらえたりするようです。話がどんどんずれますが、こちらでは国会議員は無給だそうです。自分のしている仕事のほかに社会のために役に立とうと思う人がなるそうで、学校でいう生徒会みたいな位置付けになるんでしょうか。日本は自分の利益しか考えない政治家がたくさんいるようですが、いっぺんためしにこういう仕組みにしてみたら面白いかなと思うのですが。


jpeg jpeg 授業の風景。一クラスが20〜25人と少人数であるほかは、授業の様子はあまり日本のものと変わりないようです。そういう意味ではあまり参考にはなりませんが、特筆すべきは学校が嫌いという子どもがとても少ないということ。日本で学校に行かないのが社会問題になっているんだ、と話したら、何のことやらという反応でした。



jpeg jpeg 左は廊下で編物をする子どもたち、右の4〜6年生の彼女たちがいろいろ質問に答えてくれました。それはそれはしっかりしたお子さんたちでした。(学校の中でもリーダー的な子どもたちのようですが)


jpeg jpeg どちらのポスターも、どの学校にも掲示してありました。左がキューバの偉人で、もちろん建国の父ホセ・マルティや、チェ・ゲバラの顔もあります。この偉人たちをモデルに、子どもたちは成長していくわけです。今回訪れた小中高校の名前は全て、偉人の名前からついてました(ポスターに載っていない人もあります)。右は国旗や国鳥、国花などがかかれたもの。国鳥はトコロロと言うキューバの国旗と同じ3色で彩られた鳥で、籠の中に入れたら死んでしまうという、自由の象徴を意味した鳥だそうです。確かにアメリカが伝えるカストロ独裁といったイメージとは全く違う雰囲気を感じました。

jpeg これは子どもたちの作品。これも日本の小学生が作るのと、そう違いはないように思いました。私はあまり感性が豊かでないので、違いがわかんないだけだと思います。


jpeg jpeg さあ、いよいよ帰るかと校舎を出ると、また全校生徒と、そして近所の人たちが前に集まっていて、最初は子ども2人での静かなダンス(写真左)、そして次は軽快な音楽に合わせたサルサダンス(写真右これをサルサと呼ぶのかわからないんですが)が始まりました。なかなかお見事なステップで、小さい頃から当然のように踊ってるからなんでしょう。そこへ私もひっぱり出されて、激しい踊りをやってきました。大喝采を浴びたのはいいのですが、あれが日本の伝統的踊りだと勘違いされなければいいんですけど。先生もノリノリで、私の激しい腰振りに合わせてくださいました。感謝。


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